映画みにいこ ブルーボーイ事件
- himawari200855
- 11月17日
- 読了時間: 2分
「HELLO! MOVIE」・UDCast対応作品のご紹介
ハロームービーやUDCastは、音声や字幕などでガイドを入れ、視覚や聴覚に障害の有る方でも映画を楽しめるようにするためのツールです。
公開日・対応日 2025年11月14日
解説
1965年、オリンピック景気に沸く東京で、街の浄化を目指す警察は、街に立つセックスワーカーたちを厳しく取り締まっていた。ただし、ブルーボーイと呼ばれる、性別適合手術[*当時の呼称は性転換手術]を受け、体の特徴を女性的に変えた者たちの存在が警察の頭を悩ませていた。戸籍は男性のまま、女性として売春をする彼女たちは、現行の売春防止法では摘発対象にはならない。そこで彼らが目を付けたのが性別適合手術だった。警察は、生殖を不能にする手術は「優生保護法」[*現在は母体保護法に改正]」に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師の赤城(山中崇)を逮捕し、裁判にかける。
同じころ、東京の喫茶店で働く女性サチ(中川未悠)は、恋人の若村(前原滉)からプロポーズを受け、幸せをかみしめていた。そんなある日、弁護士の狩野(錦戸亮)がサチの元を訪れる。実はサチは、赤木の元で性別適合手術を行った患者の一人。赤城の弁護を引き受けた狩野は、証人としてサチに出廷してほしいと依頼する。
今の生活を壊したくない、と証言を拒んだものの、赤木の逮捕で残りの手術ができなくなり途方に暮れるサチ。新たな死を探すうち、彼女はかつて働いていたゲイバーでの同僚アー子(イズミ・セクシー)と再会。自分のバー「アダム」を開く夢に奔走するアー子は、すでに裁判での証言を決めていた。一方、ブルーボーイたちの元締めとして働くメイ(中村中)も承認を引き受けるが、彼女はこの裁判は茶番だとバカにする。
遂にアー子が証言台に立つ日がやってきた。手術の正当性を証明したい狩野は、アー子たちは「性転換症と言う精神疾患」を抱えた人々であり、手術はその治療の一環であると主張。その言葉にアー子は猛然と怒り、自分は「女として普通に生きたいだけ」だと声を挙げる。そんな二人を、傍聴席のサチは不安げに見つめていた。
(映画みにいこより引用)
上映館情報
フォーラム山形
山形市香澄町2-8-1
023-632-3220
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